1月15日 今日は
「いい子に潜む注意点」
について 書いていきたいと思います。
いい子=扱いやすい子?
言うことをよく聞く子 育てやすい子は周囲からは「いい子だね」と 褒められることが多いと思いますが、本人は 色んな事を 我慢しているかもしれません。
人間 子どもでも大人でも、我慢のし過ぎは良くありません。
特に子どもの頃に我慢しすぎると、大人になってからその反動が出る場合もあります。
子どもはいつ我慢してるの?
子どもが我慢しなくてはならないとき…
お菓子や玩具を買ってもらいたいけど買ってもらえないとき、下の子が生まれたとき、遊びに行きたいのに行けないとき 等々 子どもなりに我慢していることは、沢山あると思います。
ことさら、親のエゴが強かったりすると いわゆる「いい子」は、親の期待に応えようとして、自分の気持ちを表出させないので、親が思っているよりも、知らないところで、我慢を重ねているかも…
我慢しなくてはならないとき
「我慢強いね」と褒められることもありますし、特に 今時の子は我慢が足りないと言われるので、我慢することは必要なこともあります。
物事には善し悪しあり、我慢にも善し悪しあります。
良い我慢悪い我慢は大きく分けると、ザックリ ふたつ❗️
良い我慢は金銭や物質的欲求を抑えることです。
子どもがスーパー等で玩具やお菓子をおねだりしたとき、いつも買い与えるのではなく、「今日は買わない約束」「1つだけ」等、 各ご家庭でルールがあると思いますが、ちゃんと我慢できたら、しっかり 「約束守れたね。偉かったね。」 と褒めてあげましょう。
悪い我慢は心理的欲求を抑えることです。
こちらの場合はほとんどの場合、親や大人の都合が含まれています。
抱っこしてほしい 話を聞いてほしい もっと甘えたい もっと遊びたい そんなときは大概親は 手が塞がっていたり、親や周りの大人が忙しく 余裕がないと言う場合が多いのです。
「忙しいから ちょっとがまんして」
「あとでね」
と 言ってしまいがちですよね。 その返事が悪いわけではありません。 問題は アフターフォローです。
上の返事の中で子どもと約束しています
「ちょっとの我慢」 「あとで」
子どもは、ちょっと我慢したら後で、だっこしてくれると期待しています。 ちゃんと その期待に応えてあげられているでしょうか?
これはknaさん自身の体験談ですが、長男にはだいぶ、我慢をさせてしまうことが多かったなと、今更ながら後悔しています。成人し、今でこそ自分の好きなことをしていますが、あまり 甘えさせてあげることが出来なかったなと…
長男が弟に 以前言ったことが、かなりグサリと胸に刺さりました(;゚;Д;゚;;)⇒
「後でとお化けは なかなか出てこないよ」
ごもっともで…反省です⤵️
長男は 知らず知らずのうちに 我慢を重ねていたんだな…ごめんよ
我慢しすぎの行く末
我慢に我慢を重ねると、必ずどこかで皺寄せが来ます。それが いつになるとは分かりませんが、思春期かもしれないし社会人になってからかもしれません。
一般的に言う、いい子とは言わば扱いやすい、言うことをよく聞く子です。
我慢して「いい子」を続けていると、自信を失い、自己肯定感も低くなります。
判断基準は、周囲にどう思われるか? 親はどう思うか?であって、自分がどうしたいかは二の次になり、自主性も育ちません。
だから、親が1番困る「イヤイヤ期」とか 「反抗期」というのは、成長していく上でとても大事なことなんですね。
子どもだって1人の個をもった人間
思い通りに育ってくれないのが、子どもです。確かに、似ているところがあったり 得意なこと苦手なことが同じだったり することはあるかもしれませんが、だからといって、全く同じ価値観や思考を持っているかと言ったら、それは違います。血は繋がっていても、別の人格をもった1人の人間なんだということを、理解しなくてはいけません。
我慢して 自分の気持ちを圧し殺してしまって、周囲の期待に応えようとする 扱いやすい、大人にとっての「いい子」が増えてきているように思います。
「余計なことはしないで 言われたことだけ 淡々とこなせば、叱られることもないし 嫌な思いをしなくて済む」
という 思考回路の子どもたちが 多いように感じるのは 私だけでしょうか?
「今時の子は…」と言われてしまう、今時の子を育てている親でもあります。
こんなことを発信していながら、我が子に ちゃんと出来ていない所も多々あります。最近は 子どもたちから、ダメ出しされることも増えて参りました😅
そんなときは、素直に謝ります。
大人になってもダメなことはダメですね…
「ごめんなさい」
昨日の記事にも繋がってきますが
「アメと鞭」の使い分けをしっかりすることが、本当の意味での「いい子」を育てていくのかもしれませんね。